不妊治療に悩む43歳女性の声|夫婦関係とお金、そして人生の選択

テレフォン人生相談

こんにちは、悟(さとる)です。

誰かの悩みに耳を傾けると、「自分だけじゃない」と気づけたり、ちょっと心が軽くなることがあります。

さあ、今日も一緒に人の悩みからいろいろと考えてみましょう。

今回は「テレフォン人生相談」から。

結婚して5年になる43歳の女性からの切実な相談が寄せられています。


テーマは「不妊治療を続けるべきか、それとも自分の人生を新しく歩むべきか」。

パーソナリティは玉置妙憂さん、回答者は幼児教育研究の大原敬子先生。


不妊治療の現実と共に、夫婦の在り方や家族の期待、そして人生の選択について深く考えさせられる内容でした。

不妊治療を続けるか迷う43歳女性の声

相談者は結婚して5年目の43歳。夫は45歳の会社員です。


結婚当初に子宮外妊娠を経験し、その後は4年間にわたり不妊治療に取り組んできました。

一度は妊娠したものの残念な結果となり、その後は妊娠に至らず。

医師から「年齢的に厳しい」と言われたこともあり、心身ともに疲弊しています。

金銭的な負担も大きく、当初はフルタイム勤務と独身時代の貯金で治療費をまかなっていましたが、現在はパート勤務となり収入が減少。

母親から援助を受けながらなんとか治療を続けてきましたが、限界が見えてきました。

「最後の治療」と決めて挑もうとしながらも、このまま進んで良いのか、自分の中で迷いが深まっているのです。

協力を示さない夫と経済的な壁

相談者の悩みをさらに大きくしているのは、夫の非協力的な姿勢です。


夫は「子どもは欲しい」と言葉では言いますが、治療費を家計から出すことを拒んでいます。

「貯金は非常時のために残すもの」というのがその理由でした。

そのため、妻は自分の貯金や母親の援助で治療を続けてきました。

夫の「欲しい」という言葉と、実際に行動が伴わない現実の間で、相談者は孤独感と不公平感に苛まれています。

経済的な支え合いは夫婦にとって重要なはずですが、「なぜ私だけがここまで頑張らなければならないのか」という思いが、相談者の心を少しずつ蝕んでいきました。

義両親の期待と「嫁としての責任感」

相談者を追い詰めているのは、経済的な問題だけではありません。義両親からのプレッシャーも強くのしかかっています。

夫の妹にはすでに子どもが生まれており、義両親は「内孫」を強く望んでいます。

相談者は「嫁として孫を産めない」という責任感を抱き、深い罪悪感にさいなまれていました。

「自分が原因で子どもができないのではないか」「義両親をがっかりさせているのではないか」という思いが、心の重荷になっているのです。

本来、子どもを持つかどうかは夫婦が決めるべきこと。

しかし義両親の存在が、相談者にとっては避けられない重圧となり、「治療をやめられない」という義務感を増幅させていました。

専門家のアドバイス:夫婦で考えること、自分の人生を大切にすること

大原敬子先生は、まず夫の姿勢に注目しました。


「本当にご主人が子どもを望んでいるのなら、金銭的な協力は自然と出てくるはず。行動が伴わないのは問題です」と指摘。

また、不妊の原因を一方的に妻のせいにするのは不公平であり、夫にも年齢によるリスクはあると説明しました。


「不妊は夫婦双方の問題。責任を一方に押し付けるべきではない」と力強く語りました。

さらに、「子どもを持つことだけが幸せではない。

子どもがいない人生も立派に尊重されるべきものだ」とも伝えました。

パーソナリティからの補足

パーソナリティの玉置妙憂さんも、「最後だから」という義務感で治療を続けるのは危険だと語りました。


「大事なのは、本当に自分自身が子どもを望んでいるのかどうか。周囲の期待や義務感ではなく、あなた自身の意思を軸に考えてほしい」と相談者に寄り添いました。

無理をして心身を壊してしまえば、たとえ子どもを授かっても健やかに育てることが難しくなる。

その現実を忘れてはならない、と冷静なアドバイスが添えられました。

相談者の気づきと放送の結び

放送の終盤、相談者は「夫や義両親の期待に振り回されるのではなく、自分の意思を基準に考えなければならない」と気づきを口にしました。


「どうすべきか」ではなく「どうしたいか」。

その軸を取り戻すことで、少しずつ気持ちを整理できるようになったのです。

まとめ:人生の選択は「自分の意思」で決める

今回のテレフォン人生相談は、不妊治療の限界に直面する女性の声を通して、夫婦関係や家族の在り方、そして人生の選択について考えさせられる内容でした。

大原敬子先生は「夫婦は対等であるべき」「子どもがいない人生も尊重されるべき」と強調。


玉置妙憂さんは「義務感ではなく、自分の意思で決めてほしい」と背中を押しました。

不妊治療に悩む方にとってはもちろんのこと、人生の岐路に立つすべての人に響くアドバイスだったと言えるでしょう。

放送はこちらから視聴できます。

👉【テレフォン人生相談】不妊治療に悩む43歳女性の声|夫婦関係とお金、そして人生の選択音声

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


誰かの悩みが、少しでもあなたの気持ちを楽にするきっかけになれば嬉しいです。


またぜひ遊びに来てくださいね。

以上、悟(さとる)でした。

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